文献蒐集に生涯を賭けたフォックスウェル②

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すでに有名だったフォックスウェルのコレクションが海外に流出されるのを危惧したイギリス経済学会評議会は、1901年6月25日のタイムズ紙で、コレクションがイギリス国内に止まるよう有志による購入を呼び掛け、また同日の社説もこの問題を取り上げ、「フォックスウェルの比類ないコレクションがアダム・スミスやリカードを生んだ国から外国人の手で持ち運び去られることがあって良いだろうか」と、側面援護します。

幸いなことに、イギリス国内からこの呼び掛けに応えた会社が現れました。中世のギルドに起源をもつゴールドスミス・カンパニーです。タイムズ紙によれば、1万ポンドでコレクションを購入したゴールドスミス・カンパニーは、2年後の1903年、コレクションをロンドン大学に寄贈します。ロンドン大学が所蔵することになったフォックスウェルのコレクションは、購入者の名前を冠してゴールドスミス文庫と呼ばれるようになりました。

コレクションを売却したことで経済的な余裕が得られたフォックスウェルは、次の蒐集を始めます。フォックスウェルの蒐集熱は衰えることなく、その死まで続きます。こうして形成された第二のコレクションは、規模では第一コレクションを上回る3万数千点に上りますが、フォックスウェルの没後、アメリカのハーバード大学に寄贈されます。この時は、最初のコレクションの時のような、海外への流出を阻止しようとの動きは起こらなかったようです。ハーバード大学に寄贈されたコレクションは、資金提供者の名前を冠してクレス文庫と呼ばれるようになりました。

MOMWの礎をなすゴールドスミスとクレスの両文庫は、フォックスウェルのライフワークが結実したものです。

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