18世紀には革新的な辞典/事典が現れた

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18世紀には多くの辞典/事典が刊行されましたが、その中でも後世に大きな影響を与えた三つの辞典/事典を忘れることはできません。ジョンソンの英語辞典(1755)、ディドロ・ダランベールの百科全書(1751-1775)、ブリタニカ百科事典(1768-1771)です。あたかも、中世以来育まれてきた西洋の辞典/事典作りの知が全面的に開花したかのように、18世紀半ばに革新的な辞典/事典の編纂が実現したのです。

ジョンソンの英語辞典は、先行するフランス語辞典が古い言い方や粗野な言葉ではなく、正しく洗練された言葉を掲載しようとしたのに対して、あるがままの言葉を載せるという方針を打ち立て、言葉の意味を説明するために用例を載せ、異なる意味に番号を付けるという、今日普通に用いられているモデルを初めて採用した近代辞典の父と言うべき存在です。

ディドロ・ダランベールの百科全書は、今では百科事典の代名詞と言ってもよいでしょう。イギリスのチェインバースの百科事典(1728)をフランス語に翻訳するというささやかな構想からスタートしたプロジェクトは、テキスト17巻、図版11巻を25年に亘って刊行するという空前の出版事業に拡大しました。250人に及ぶ多士済々の寄稿者の人間模様、検閲当局による介入の中での出版といった事情は、まさに思想史のドラマと言って良く、後世の多くの人々を魅了してきました。

多くの寄稿者による図版を多用した多巻の事典という百科全書のフォーマットは多くの追随者を生みましたが、最も早い時期の追随者がブリタニカ百科事典です。イギリスにおける啓蒙思想の母体となったスコットランドで、100週間に亘る分冊という形式で刊行されました。百科全書が18世紀以後は改版されなくなったのに対して、追随者のブリタニカ百科事典は19世紀、20世紀と幾度も改版され、現在はオンライン版で利用することができます。

ECCOには、ジョンソンの英語辞典の初版と第二版、ブリタニカ百科事典の1790年から1798年までダブリンで刊行された20巻ものが搭載されています。

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