Chatham House Online Archive

1920-2008
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チャタム・ハウスの起源は、第一次世界大戦後のパリ講和会議(1919年)まで遡ります。講和会議のイギリス代表団とアメリカ代表団から、将来の戦争回避のために国際問題を研究する英米国際問題研究所の構想が生まれました。英米両国が研究所を設立するという構想がそのまま具体化することはありませんでしたが、翌1920年にイギリス国際問題研究所がロンドンに創設され、1926年に勅許状を授与され、現在の名称、王立国際問題研究所になります(アメリカ代表団の方は、姉妹機関としてニューヨークに外交問題評議会(Council on Foreign Relations)を設立します)。チャタム・ハウスは、①国際問題の分析、②国際問題に関する書籍、報告書、白書の刊行、③“International Affairs”, ”The World Today”等の定期刊行物の刊行、④世界の政治家や識者を招聘して開催される会議の主催や世界各国での会議の運営と参加、⑤マスメディア向けの時事問題の解説や議会の委員会での証言、⑥世界各国の政府高官や議員を対象にして行われる将来の政策立案に向けた指針の提示、⑦学者、経営者、外交官、マスコミ関係者、NGO、政治家、官僚が公開の場で意見交換を行なうフォーラムの主催など、非常に幅広い活動を行なっています。また、チャタム・ハウスは、「会議の出席者は会議で得た情報を自由に使用することができるが、会議での発言者とその所属機関を含む情報の出所を明らかにしてはならない」とのルールが発祥した機関としても知られています。チャタム・ハウス・ルールと呼ばれるこのルールは、現在では国際会議で広く採用されています。創立以来90年以上に亘り、国際問題の分析で世界をリードしてきたチャタム・ハウスは、2011年に公表されたシンクタンクのランキングでは、アメリカのブルッキングス研究所に次ぐ世界第2位に位置づけられています。まさに世界トップクラスのシンクタンクです。

チャタム・ハウスは政府から独立した研究所です。国際問題に関する研究所としての見解や政策を表明することは勅許により禁じられており、また政府から補助金を受けることもありません。王立研究所になった際の勅許では、研究所の目的は、①国際政治学、国際経済学、国際法の発展に資すること、②国際問題に関する情報を提供し、講義、討論、書籍や報告書の刊行を通じて国際問題の研究を深めること、③国際問題の研究を促進し、国家や民族に関する情報や知識を共有し、上記の目的を効果的に実現するために必要なあらゆることを行なうこと、④イギリス帝国自治領における支部や委員会の設立を促進すること、と定められています。つまり、学問の発展、情報提供や情報の共有など、現実の政策の場面から一歩も二歩も身を引いたところで活動を行なうことが目指されているところであり、具体的な政策に直結する政策提言を行なうことはありません。

Chatham House Online Archiveには、チャタム・ハウスが発行する書籍、雑誌、会議録、報告書、パンフレット、発表資料等が搭載されています。これらはフルテキスト検索ができます。加えて、各国の政治家や識者を招聘して開催される会議や講演会の録音とその逐語記録が搭載されます(1966年以降)。これにより、これまで音声資料としてしか利用できなかった会議や講演会の記録が逐語記録を通して検索することができます。録音と逐語記録は紐付けされています。

過去の講演者には、ウィンストン・チャーチル、マハトマ・ガンジー、アーノルド・トインビー、ヘンリー・キッシンジャー、ウィリー・ブラント、ヴァーツラフ・クラウス、フランソワ・ミッテラン、ジャン・クロード・トリシェ、アムル・ムーサ、アンドレアス・パパンドレウ、ハンス・ブリックス、ケネス・カウンダ、ロマーノ・プローディ、ハイム・ヴァイツマン、ジャック・アタリ、ポール・カガメ、董建華など、世界の著名な政治家、外交官、知識人が名を連ねています。

チャタム・ハウスの資料は、最近のものはウェブサイトから入手できるものもあり、また書籍や雑誌なども比較的容易に入手できますが、録音資料を含む過去の資料はこれまで利用がチャタム・ハウスの資料室に保存されたまま、利用が閉ざされていました。Chatham House Online Archiveのリリースにより、門外不出の資料が日の目を見ることになり、世界トップクラスのシンクタンクの全貌が明らかになります。

◆データベースの構成

◎Module 1: 1920-1979

文字資料39万ページ、音声資料7万分(音声資料は1966年以降)

刊行物:

International Affairs, 1920-1979

The World Today, 1945-1979

British Yearbook of International Law, 1920-1967

Bulletin of International Affairs, 1925-1945

Survey of International Affairs, 1920-1963

Documents of International Affairs, 1928-1963

Chatham House Reports, 1920-1979

Chatham House Briefing Papers, 1920-1979

Chatham House Pamphlets, 1920-1979

Chatham House Books/monographs, 1920-1979

Review of the Foreign Press, 1939-1945

Refugee Survey, 1939-1945

Survey of Commonwealth Affairs, 1931-1962

Documents and Speeches of Commonwealth Affairs, 1953

Institute of Pacific Relations Conferences, 1926-1950s

British Commonwealth Relations Conferences, 1933-1965

会議・演説記録・録音(逐語記録), 1920-1979(録音は1966年以降)

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