World’s Fairs and Expositions: Visions of Tomorrow

World’s Fairs and Expositions: Visions of Tomorrow

1851年の第1回ロンドン万国博覧会以来、万国博覧会は文化と技術の進歩を象徴するイベントとして欧米諸国を中心に各地で開催されました。クリスタルパレスをメイン会場とする第1回ロンドン万博は、帝国のスペクタクルを演出し、産業の興隆を賞揚し、近代を可視化し、商品が君臨する世界の到来を告知する一大文化装置として機能しました。科学技術への好奇心と進歩への信仰と工業生産の発展が息吹を注ぎ込んだロンドン博は、以後の万国博覧会にモデルとなりました。また、膨大な数に上る群衆が会場を訪問したことは、社会史的に見ても興味深い現象です。半世紀後のシカゴでは、2,500万人以上の訪問者がアメリカの工業発展の歴史を展示するコロンビア博覧会の壮麗さに幻惑させられます。約5,000万人の人々が訪問したパリ万国博覧会が開催された1900年までに、万国博覧会はヨーロッパのほぼすべての首都で開催されるに至ります。

 

万国博覧会は、製造業者が製品を販売促進する場であり、国家や地方都市が投資を誘致する場であり、都市空間がユートピア都市へ変貌する場であり、あらゆる階級の人々が楽しみ、学び、気晴らしをする場でした。歌、書籍、建築、彫像、公園、都市計画、写真の数々の中に記憶された博覧会は、みずから体験した人々だけでなく、他人の話や書籍や写真を通して万博に出会った人々に対しても、ものの見方に大きな影響を与えずにはおきませんでした。

 

本アーカイブは、1840年代から1930年代までの万国博覧会に関する一次資料を包括的に搭載します。搭載されているのは、公式政府報告書、展示品目録、運営関連資料(運営関係者の書簡、経理関係書、建築プランなど)、記念出版物・記念品(写真、ポスター、ポストカード、パノラマ画など)、訪問客用ガイドブック、宣伝用資料、研究書、講演録、テクニカルレポートなど、万国博覧会の歴史を研究する上での欠かすことのできない第一級の資料ばかりです。これまで、個々の博覧会の報告書や展示品目録が古書市場で流通し、特定の博覧会に関する一部の資料が復刻版の形で提供されたことはありますが、1世紀に亘る博覧会の資料をここまで包括的に提供するのは、今回が初めての試みです。

 

万国博覧会はそれ自体、技術、建築、デザイン、写真、都市計画、人類学、政治、経営、文化などが交差するところに成立する文化装置です。本アーカイブは、技術史、建築史、デザイン史、写真史、都市計画史、人類学、政治学、経営史、文化史など、様々な分野で近現代史を再構成する契機を提供することでしょう。

詳しくはお問い合わせください>>
短縮URLを共有する:

*短縮URL[たんしゅくユーアールエル]

とは、長い文字列のURLを短くしたものである。リダイレクトを利用して本来の長いURLに接続する。 例えば、 http://ja.wikipedia.org/wiki/短縮URL のページは、Google URL Shortenerを利用した場合、 http://goo.gl/OCZXl と短縮できる。また「p.tl」ならば、さらに短縮され http://p.tl/aIAn となる。

*Wikipedia