State Papers Online

1509-1782
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テューダー朝とステュアート朝の230年間は、イギリスがヨーロッパの辺境の弱小国から世界の大国へと変貌を遂げるための雌伏の期間と言えます。宗教的にはローマ教会から離脱し英国国教会を確立し、政治的には清教徒革命と名誉革命という二つの革命を経て議会政治への道を拓き、対外的には島国という地の利を生かして他国の介入を防ぎ、新大陸では植民地を建設し、東インド会社の東方貿易を通じて富を蓄え、後の経済成長の基盤を整えます。

イギリス国王は国教会の首長を兼ねる国家の主権者として、政治の表舞台で主役を演じました。
カトリックとプロテスタントが対立したテューダー朝は、陰謀と反逆の話題で事欠かず、国王と貴族・平民が対立したステュアート朝は、専制、革命、内乱、王殺しの時代です。

State Papers Online (SPO)は、テューダー朝の二代目ヘンリー8世からステュアート朝最後の王、アン女王までの約200年間に国家機構で生み出された膨大な文書群をデジタル化して提供するものです。外国駐在大使、行政官吏、地方行政官の書簡、報告、覚書、宣誓証書などが収録されています。そこには、ヘンリー8世と王妃アン・ブーリンの諍いを記録したもの、ジェーン・グレイが女王に即位した時に発した王妃メアリとエリザベスに王位継承権なしと発した宣言、スペイン王がサー・フランシス・ドレイクの首に懸賞金をかけたとされるエピソードなど、興味深い文書には枚挙にいとまがありません。

特筆すべき点として、画像イメージで搭載される個々の文書が年次目録(Calendar)と完全に紐付けされていることです。利用者は、年次目録のエントリーを検索することによって探している文書に容易にたどりつくことができます。

初期近代(近世)と称されるこの時代、後の時代のように国家と経済などの他の領域が明確に分かれていたわけではなく、国家は経済運営の機関でもあり、また、国王が国教会の首長を兼務していたため、宗教も国家主導で運営されていました。そのため、この時代を総合的に理解するためには、国家文書にアプローチすることが不可欠です。

また、外国駐在大使や貿易会社役員の報告書や書簡、条約、船舶や貿易品の一覧表、貿易関係文書、外国君主からの書簡を収録しているため、スコットランド、アイルランド、大陸ヨーロッパ諸国、ロシア、オスマン帝国との外交関係や貿易事情を知る上でも貴重な一次資料です。

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